植毛


薄毛や抜け毛を解決する手段には、育毛剤を使ったり薬を飲んだりする方法がありますが、完全に抜け毛や薄毛が治療できるわけではありません。しかし植毛は、自分の髪の毛を移し変える作業なので、ヘアケアとしては非常に効果的な方法です。皆さんは植毛とは実際にどのようなものなのか、ご存知ですか?

植毛の方法

植毛の方法として一般的なのは、オペによる植毛です。植毛のオペは通常、人工毛植毛と自毛植毛の、ふたつの方法があります。しかし、人工毛植毛にはいろいろと問題があり、実際にトラブルになるケースも多いため、最近では自毛植毛を用いるのが一般的です。

自毛植毛とは

自毛植毛とは文字通り、自分の髪の毛を抜け毛などで薄くなった部分に持ってくる方法です。近年の研究で髪の毛の濃い薄いと、男性ホルモンには大きな関係があることがわかってきました。簡単に言うと、男性ホルモンが濃いと、髪の毛が薄くなることが判明しています。また、同じ頭部の中でも、後頭部や側頭部は男性ホルモンの増減の影響を受けにくい部分なので、抜けずに残っているケースがあります。そのような場合に、これらの部分からオペによって髪の毛をはげた部分に持ってくるのが、自毛植毛なのです。この持ってきた髪の毛は、移植先がどこであろうと、その後ずっと生え続けるという性質があります。例えば髪の毛をまつげや眉毛に持ってきても、その後変わらず生え続けるという特徴があるのです。このようなメカニズムにより、自毛植毛によって、髪の毛を再生させることができるのです。

自毛植毛の流れ

自毛植毛はれっきとしたオペなので、事前のカウンセリングを含めてしっかりとした手順や過程をたどります。自毛植毛によるヘアケアを考えている人たちの参考のために、一般的な自毛植毛の流れを紹介します。

自毛植毛の流れ1 【事前カウンセリング】

自毛植毛のオペの際にはまず、患者の不安がなくなるようインフォームドコンセントが行われます。このカウンセリングの際に、自分が治療後希望する髪の毛の本数や、デザインなどが決定されます。

自毛植毛の流れ2 【オペ】

自毛植毛のオペはまず、持ってくる元となる髪の毛を採取することから始めます。この際麻酔が使われるので痛みはありません。時間にして30分ほどかかります。その後傷口を縫い合わせ、採取した髪の毛を新しい場所に移します。自毛植毛のオペは、言ってみればこの作業の繰り返しです。オペが終わるまで個人差はありますが、だいたい2時間ほどかかります。

自毛植毛の流れ3 【抜糸】

自毛植毛のオペから10日後、抜糸が行われ自毛植毛は完成です。通常オペが終わった後には、医師によるさまざまなアフターケアが行われます。抜糸も終わり完全に自毛植毛が成功した後にも、定期的にチェックを受けることを勧められますが、このカウンセリングを受けるかどうかは、たいてい本人の自由です。

まつげや眉毛の自毛植毛

髪の毛だけでなく、まつげや眉毛を自毛植毛する技術もあります。まつげや眉毛の薄さなどに悩む女性も多くいますよね。このような人たちには、まつげや眉毛の自毛植毛はたいへん人気があるのです。まつげや眉毛の自毛植毛も、髪の毛の自毛植毛とほとんど同じです。採取した髪の毛の行き先が、頭部から眉毛やまつげに変わるだけのことなのです。

植毛の正しい知識を持ちましょう!

植毛はオペ、つまり医療行為なので、育毛や発毛とは少し毛並みが違います。人によっては植毛に、抵抗を感じるかもしれません。しかし、植毛が医療行為だということは、逆に言えば、専門家によるプロの治療方法が受けられるということでもあります。育毛剤や発毛剤をいろいろ変えながらヘアケアをするよりは、自毛植毛によって確実に髪の毛を増やしたほうが、賢明だといえるのではないでしょうか。

【植毛日記】

現在書店やウェブ上では、ヘアケアに関するタイトルが大勢並んでいます。その中でも、植毛体験記である「植毛日記」の類は特に多いといえます。このような植毛日記には、「植毛をする前はどんな感じだったのか」「植毛をしてみて実際にどうだったのか」など、著者の実際の体験談が多く掲載されています。植毛に興味があったり、植毛を考えているけどいまいち気が引けているというような人は、是非一度目を通してみてください。どんな方法にも、リスクは必ずあります。しかし、植毛は髪の毛の悩みを根本的に解決してくれる、数少ない方法のひとつです。これらの植毛日記を読んだ後に、医師に植毛の相談をしてみてから自毛植毛を実際するかどうか決めても、決して遅くはないのです。