男性ホルモン


男性ホルモンは、男性の男性らしさを形成する物質です。男性ホルモンには筋肉の形成など、男性らしさを形成するさまざまな働きがありますが、最近では髪の毛の育毛や抜け毛・薄毛との関連性が注目されています。男性ホルモンそのものは、テストステロンという物質がその大半を占めています。

男性ホルモンとテストステロン

男性ホルモンはさまざまな物質により成り立っていますが、中でもテストステロンが男性ホルモンの働きに大きく影響を及ぼします。テストステロンは環境変化や、体調の状態についての情報を、脳から命令として受けて動きます。また、テストステロンとは別に、男性にも少量ながら女性ホルモンが分泌されていることもわかっています。

男性ホルモンの働き

男性ホルモンは、胎児が母親の体の中にいる頃から活発に活動しています。男性ホルモンは男性の成長に大きく関係していますが、特に男性の体と心の成長・働きの両方に大きく関わります。具体的な男性ホルモンの働きには、以下のようなものがあります。

男性ホルモンの働き1 【体の発達促進】

男性ホルモンの大きな働きに、肉体の形成があげられます。体格や筋肉がガッシリとするなど、いわゆる男性らしさを形成するのは、男性ホルモンによるところが大きいのです。また、思春期に急に身長が伸びるのも男性ホルモンの影響です。

男性ホルモンの働き2 【精神の発達促進】

男性ホルモンの働きに、精神の発達・促進もあげられます。いわゆる男らしい考え方の形成には、男性ホルモンの影響が大きいと考えられています。具体的には、「男性的な攻撃性」や「物事の決断力」に男性ホルモンは関わっているのです。

男性ホルモンの分泌と加齢

男性ホルモンの分泌量の最大は、たいていの場合20歳前後に訪れます。その後年齢と共に、徐々に男性ホルモンの分泌量は減少していきます。そのため、男性ホルモンの分泌減少が始まって間もない20〜30代では、体のおとろえなどを感じることも少ないのですが、40代を過ぎた頃から、徐々にそのような自覚を感じるようになるのです。つまり男性ホルモンが減少すると、簡単に言えば男性らしさが少しずつ弱くなるということです。最近男性ホルモンの分泌量と髪の毛の関係についての研究が盛んですが、この研究もこのような議論を前提として成り立っているのです。

男性ホルモンと髪の毛

男性ホルモンは髪の毛に限らず、ヒゲや腕毛・胸毛・すね毛など、男性の体中の毛の量と大きく関係しています。髪の毛以外の男性に生えている毛は、男性ホルモンの分泌量が増えると濃くなります。しかしそれとは逆に、男性ホルモンの分泌が増えると、髪の毛だけは薄くなることがわかっています。このような男性ホルモンと髪の毛の関係は、いまだに完全に解明されているわけではありません。ですから、このような論理は間違いだとする学説も発表されています。しかし、男性ホルモンの増加を抑制するために、男性ホルモン剤を投与する薄毛・抜け毛治療が、現実に行われているのは事実です。ちなみに、男性ホルモンを抑制したり増加させるには、男性ホルモン剤を投与するのが現在では一般的です。

髪の毛の健康と男性ホルモン

このように髪の毛の健康と男性ホルモンの間には、大きな関連があります。しかし現実問題として、髪の毛を守るために男性ホルモンをなくしてしまうことは出来ません。もし出来たとしても、今度は髪の毛以外の他の部分に影響が出るので、現実的なヘアケアの治療法とは言えません。ですから、抜け毛や薄毛を男性ホルモンの観点から予防・治療するためには、専門の医師の処方に基づいた、個別の男性ホルモン剤の投与や服用しかないのです。

【男性ホルモンと食事】

男性の男性らしさを高める男性ホルモン。男性ホルモンの分泌量は、髪の毛の量にだけ影響を与えるわけではありません。例えば不妊に悩む人の男性ホルモン量は、一般男性のそれに比べると少ないというデータもあります。ですから、不妊症を改善するには、男性ホルモン量を増やすという対策がとられることもあります。そんな男性ホルモンを増加させる栄養素としては、ビタミンEがあげられます。アーモンドやうなぎ、ほうれん草やかぼちゃにはビタミンEが多く含まれています。不妊症に悩む人には、是非オススメしたい食材です。